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【TBでボケましょう・裏大会参加作】 三文にも値しない駄文

【TBでボケましょう・裏大会】
企画者ですが自ら参加致します。



お題

『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・



「色ボケ縛り」


 (a) エロである
 (b) 色モノである
 (c) 何か「色」に関することが出てくる(赤・青・黄とかの色)


(a)〜(c)のうちどれかひとつをクリアしていればOK



【三文にも値しない駄文】


僕が退屈を持てあましていると、

『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・


天丼が立っていた。
天丼はするりと衣を脱ぎ捨てると

「ほんとうの私を見てほしいの」


と訴えた。









エビが小さいな、


と思った。


* * * * * * *


僕が天丼を食べていると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・


東スポが立っていた。

「あたしを読んで」





【グラチャン、裏ボケ大会に殴り込み

  か!?】



「そっちじゃないわ・・・
 裏の裏、隅の隅、中の中まで
 あたしを舐めるように読み尽くしてほしいの」



【『トン、トン、トン』

 まるでノックをするように、
 彼があたしを突き上げてくる。
 あたしの心の扉が少しずつ開かれていく。

 もうひとつの扉をこじ開けるように、
 少しずつ。少しずつ。
 彼自身があたしの中に押し入ってくる。



 あ・・・



         ん・・



    ?



 彼の動きが停止する・・・・。




   ?・・・じらさないで?・・・




        ちょっと?




   ?・・・・・・・・







   『途中で寝るなぁっ!!』】








・・・・なんだ、これ?


* * * * * * *


僕が東スポを読んでいると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

鶴が立っていた。

「恩返しにまいりました」
「間に合ってます」

ーバタン!

『ドン、ドン、ドン』

「ひど〜い! 開けて、開けて〜!」

「いや、親切の押し売りは間に合ってるから」













まったく毎晩毎晩しつこいな〜。

僕って淡泊なほうなのに・・・。


* * * * * * *


僕が部屋中に散乱した羽を片づけていると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

信号機が立っていた。


「助けて」



「気が狂いそうなの」

「毎日毎日、赤・青・黄、
 規則正しく、赤・青・黄
 くりかえしくりかえし、赤・青・黄
 ・・・もういやになっちゃったの
 こんな生活」

「私だって
 赤・黄・青、とか
 赤・黄・黄とか
 青・黄・青とか
 黄・青・赤? とか
 青・・・じゃなくてやっぱ赤、んでまた青、とか
 バリエーションつけたり
 フェイントかけたり
 むちゃくちゃにしてみたいの」

「これ以上敷かれたレールの上を走り続けるのは
 もうまっぴら。たくさんだわ。
 いつまでも優等生なんかじゃいられない」




・・・あの。

人生相談の看板出してるの、
ひとつ上の階だから。


信号機はするりと衣を脱ぎ捨てたり・・・はせずに、
ぽん、と捨て台詞を置いてった。











「空気の読めない人ね」


* * * * * * *


僕が信号機の捨て台詞を持て余していると



『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

そこは雪国だった。




降り積もる白・白・白。



いちめんの雪野原

いちめんの雪野原

いちめんの雪野原

いちめんの雪野原




なんて非常識な・・・。
ここは東京で今は9月だ。






と思ったら、
横転しているトラックが目に入ってきた。


きらきら光る白い粒を
一舐めしてみる。



それは塩のようだった。


* * * * * * *


僕が110番通報していると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

緑の顔の小さな火星人が立っていた。



「にいさん、にいさん
 まあいいからいいから
 コレ見てみぃ」

差し出された火星人の手元を覗き込むと




 ピカッ




閃光が走り











「よかったでぇ」







ベッドの中、
生まれたままの姿の僕のとなりで
煙草をふかす緑の裸体。


なんでこんなことになっているのか・・・?

過程がよく思い出せないんだけど。






いや、思い出したくもないんだけど。


* * * * * * *


僕がパンツをはいていると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

聖書が立っていた。



「聖書のお話を聞いてください」



バタン!


* * * * * * *


僕がドアを閉めたとたん、

『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

また聖○が立っていた。

「待って、待って
 ほんとうの私を隅から隅まで見てほしいの」

と訴えると○書は
大胆にもガバッとばかりに
自らの頁を押し開いた。

そして、ドアの隙間から部屋の中へ
するりと体を滑り込ませた。


開いた頁を
僕の顔に押しつけるようにして
倒れ込んでくる聖○・・・
受け止めきれずに床に座り込む僕・・・。

○書は僕の手を取ると
そこかしこに誘導しながら


「・・・・あ・あン、そこ・・・

 ・・・ん・・・出エジプト記を・・・そう

 あなたの・・・指でなぞって・・・一行、一行・・・

 もっと、もっと・・・

 ああん、箴言(格言の書)は・・・

 ・・・舌の・・・上で転がすように・・・

 やさしく・・・おねがい・・・ん

 あ、ああああああ・・・

 次は、次は・・・マカベ前書・・・ん・ン・・・

 続けて・・・続けてちょうだい・・・伝道の書を・・・

 ・・・耳元でささやいて・・・・雅歌・・・

 んん・・・くすぐったいわ・・・そちらの指では、使徒行伝を・・・そう

 ・・・いいのよ・・・ん・・・もうレビ記に・・・? フフ

 あ・福音書は・・・ルカを・・・・

 ・・・ルカによる福音書を・・・・あ、そんなにまさぐらないで

 頁が・・・頁が折れちゃいそう・・・私・・・ああ・・・

 そう、いいわ・・・コロサイ人への手紙・・・すてき・・・ん・・・ん

 待ってたわ・・・・エゼキエル書・・・・ん・・・

 ・・・いっしょに・・・さあ、もうフィニッシュよ・・・

 ・・・いって・・・いって

 ああ・・・・声に出していってちょうだい・・・ヨハネの黙示録を・・・」















「おまえ・・・旧約と新約のどっちなんだよ」


* * * * * * *


僕が冒涜の後始末をしつつ
渇いた喉を潤していると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

エビフライが立っていた。
エビフライはするりと衣を脱ぎ捨てると、

「ほんとうの私を見てほしいの」

と訴えた。




・・・あれ?

これ前にもやったぞ。

そしてやっぱり








エビが小さい。

「今度はエビフリャーになって出直すわ」


* * * * * * *


僕が口元のタルタルソースをぬぐっていると、


『トン、トン、トン』
ノックの音がした。
そしてドアを開けると・・・

僕がたっていた。




























僕自身が
たっていた。

「しょうがないな〜、もう」




























僕は

自分で

自分を

慰めた。


【完】





■裏■裏■裏■裏■【裏TBでぼけましょうテンプレ】■裏■裏■裏■裏■

【ルール】
 TBボケグラチャン大会のお題の記事に対し、ウラボケ会場の記事に
 トラバしてボケて下さい。
 ただし、条件として
 1)エロである
 2)色モノである
 3)何か「色」に関することが出てくる
 の制限あり。上記3つのうちどれかをクリアしていればOKです。
 
 エントリー期限はグラチャン大会と同じ、9/10 21:00までとします。
 
 【審査方法】
 ●グラチャン大会出場者任意の投票による。
 
 ●参加条件は歴代チャンプ以外のすべてのブロガー。
  TB人数制限はありません。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペお願いします。

 ★会場   (やみくもバナナメロン http://nightegg.exblog.jp/ ) 

 企画元 ぶちまけ部屋     http://moufu1.exblog.jp/
     やみくもバナナメロン http://nightegg.exblog.jp/        
     MS.POKERFACE    http://sivaxxxx/exblog.jp/     

 協賛  毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
   
 ★グラチャン大会へのご投票もお忘れなく!
裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■

正直に申しましょう。
今回は書いてて楽しくて楽しくて。ついつい手離れも悪くなりました。
by midnight_egg | 2004-09-06 14:12 | トラバでボケましょう


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