朝おきて四角いへやの底のほうまだ夜がある 膝丈くらい
トラバでボケましょう2006 第8回大会 開会です。にトラックバック。


朝おきたら、首の左右に、


エラがありました。


えぇーーーーー!

らぁーーーーー!



さてっ、どうしたもんかっ……。

*


うっ。
ど、どうしたもんかっ……、
とか
そーゆーゆーちょーなこと言ってる場合ではなくて、つか、ゆーちょー? ゆうちょっていえばぱるる? ぱるるって何? ゆうちょ、ってなんでひらがなで書くの? メインユーザーであるところの年金受給者たち的にはどうなの? 本当にぱるるで納得してるの? とか言ってる場合でなくて、まったくそういう場合ではなくてエラが、エラがパクパク?パクパク?って「お魚になってあくまで透明な空吸い込まれ骨になるまで」とか即興で適当なメルヘェン詠んでる場合でもなくてまあ、オレってもともとエラが張ってるから「いまさらエラがどーうしたのよぅ、もともとエラ張り怪人なんだからノープロブレム、ノープロブレム」とか総務の女の子はがははと笑うかもしれないけど「お魚になってあんまりかわりばえしないってのもどうなのよソレ」とか、えー、モンダイはそういう外観のモンダイでもなくてがいかんって言やあ、外環っていつできるんだ? とか小市民的にエラそーなこと言ってる場合でもなくて「お魚になって外環周遊す魚雷型したエンジンびんびん」とか…どうしたんだヘヘイ! バッテリーはびんびんだぜ…こんな夜に発射できないなんて、って清志郎が喉頭ガンで入院なんてオレっちは本当にショックだったぜい、ってえーと何の話だっけか? そうだエラだよ、エラがオレの首の左右にコラボってるわけなんだが、ステレオ的に左右対称的にツインズな感じにジェミニー的にエラがあるわけだが、えーと、でも現在の根元的な問題点はそうではなくて、アレだアレ、「哀川翔が語る少年犯罪と家庭」、「ヨン様「家族」熱く進化」、「ホリエモン組再結集で天下取り」、いや、今週のAERA(アエラ)の話でもなくてなんだ? 「お魚になってVシネ王になり両立しつつ少年叱る」っていやイミフメイだし、その、あれだ、あれだってばよ、そうだよな、ナスカ! 生涯に一度でいいからこの目で見たかったナスカの地上絵、それから空中都市マチュピチュ! ってそれじゃねえよ、ベネズエラじゃねえよ、「お魚になって空中都市に棲む マチュピチュピチュと尾びれを鳴らす」とかまた即興ってる場合じゃねえ、違うんだ、つまりオレがこの場合言いたいのはあれだよ、人魂っていうか、狐火っていうか、「セントエルモの火」、っていうかすべてプラズマっていうか、大槻教授っていうか、…っていうか、じゃねえ! 聖エラスムスじゃねえ! 「お魚になってプラズマくぐったらセサミ通りに赤いエルモが」ってお魚がむちゃくちゃ余計だが、そうじゃなくてsakusakuからブレイクした女の子といえば木村カエラだけど、オレはまあよくは知らねェし、なんでわざわざよく知らねェガーリーなポップスなシンガーの話かってかいうと木村+カエラって名前の組み合わせにひっかかりがあるからまんまと名前を覚えちゃってるわけで、つまりは名前って大事だよな「お魚になってさかなへんつく文字を考えている なんて名乗ろう」…って違うだろ? ボーカルでエラっていえばむしろエラ・フィッツジエラルドだろ? いやフィッツジエラルドといえばゼルダだろ? ゼルダって言えば「カルナヴァル」とか「空色帽子の日」とかそんなんもう誰も覚えちゃいねえ、むしろ伝説だろ、リンクの冒険だろ…じゃなくて、またエラい脱線してるぞ? そもそもなんだ? なんの話だ? エラだ、「ローマ帽子の謎」だ、「チャイナ橙の謎」だ、いやいやそれも違うぞ、それはエラリー・クイーンだぞ、なんかやけに帽子が頻出しているが「お魚になって麦わらぼうしから逃げてはまどう真夏の小川」って、いやそういうことでなくてつまりオレがオレがなんだっけ…なんつか、なんつか、あれはなんだっけ、ほらよー、エラ、いやもうエラ…の話はもういい、オレ…オ…レ…オレがいいたいのはあれだ、あれのことなんだ、オレが頑固一徹、徹頭徹尾、一貫して言いたかったのはあれだ、あれのことだけだったんだ、あれ、なんて言ったっけ、そうだ! …酸素だ、




酸素が

ねえーーーーっっ!










お魚になってはじめたエラ呼吸 肺持たぬひと海へと還れ







エラ

エラー(生命反応0)


■□■□■□■【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■
【ルール】
 お題の記事に対してトラックバックしてボケて下さい。
 審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後に
 お題を出した人が独断で判断しチャンピオン(大賞)を決めます。
 チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)、
 同一人物が複数のブログで1つのお題に同時参加するのは不可とします。

 企画終了条件は
 全10回終了後、もしくは企画者が終了宣言をした時です。

 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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# by midnight_egg | 2006-07-23 18:42 | トラバでボケましょう
すべてが水の泡になることも辞さぬ覚悟です
『第7回TBボケお題発表』

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

【トラバでボケましょう2006 第7回お題】 

『 あなたのお家の、自慢のメイド(執事)って? 』

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ぼくの自慢のメイドさんをご紹介します。




























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まあメイドさん。

あ、間に合いませんでしたね。
最初、画像が反映されんかったです。
エキサイトめ。
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# by midnight_egg | 2006-07-03 21:02 | トラバでボケましょう
スペースエイジのスーベニール
駅を出ると目の前にポケットティッシュを差し出された。
とりあえず受け取る。歩きながら裏返して見るでもなく見てみる。
そこにはティッシュ配りのバイトを募集するチラシが
挟み込まれているのだった。
自己増殖を繰り返すポケットティッシュのイメージが浮かぶ。
なんだか釈然としない気持ちになりながらもティッシュをバッグにしまう。

また少し歩くと今度は目の前に流れ星を差し出された。さて。
とりあえず受け取る。歩きながらためつすがめつしてみる。
どこからどう見ても流れ星だった。
ギザギザの五芒星に素敵なしっぽがついている。
マリの手の中でひっそりと発光している。
そしてほんのりと温かい。


願い事。


当然、ここは願い事だろう。
マリの願い事は決まり切っていた。
彼女の願い事はいつだってこれひとつきりだったのだ。




もう一度、


カイに会いたい。


* * *


心の表面にカイのことが浮かび上がったその途端、
マリは7、8才の少女になっていた。
そして目の前には懐かしいカイが立っていた。
彼は7、8才の少年の姿をしていた。

確かにカイだった。

「会いたかった。カイ」
少女は少年の手を取った。

「何をしよう?」カイが尋ねると
二人は手をつないで歩き始めた。
マリはカイに流れ星を見せてやりたくて
バッグに手を入れた。
でもそこに入っていたのはポケットティッシュだ。
ティッシュに挟まってるチラシを見て
カイは声をあげて笑った。

「バイトしようよ!」
そういうとカイは駅に向かって転がるように駆け出す。
マリも急いで後を追う。

駅前でティッシュを配っている青年に
カイはチラシを見せ、「これ見て来たの」と告げた。
すると青年はあごをしゃくって地面に置かれた段ボールを指し示し、ふらりと姿を消した。
目の前からいなくなったらもう、どんな顔だったか思い出せない薄い印象の青年だった。
段ボールを開けてみるとそこにはティッシュがぎっしりと詰まっていた。
それを見たカイは短かく歓声を上げた。
カイがあんまり楽しそうなのでマリはなんだか嬉しくなった。

それから二人でたくさんのティッシュを配った。
駅から吐き出されてくるたくさんの人に
どんどんティッシュを渡した。

犬にも猫にも渡したし、鳩にも渡した。
そんな調子だったので、段ボールの中身はみるみるうちに減っていった。
ティッシュがとうとう最後のふたつになったとき、二人は記念にひとつずつ取った。
カイがポケットに一個入れ、マリはまたバッグにひとつ入れた。
「ね、バイト代もらいに行こ」
カイはそう言うと空になった段ボールの中にひょいと入った。
段ボールは思いのほか深いのか、少年がすっぽりと隠れてしまった。
マリはあわてて自分も段ボールに入った。
段ボールの底にはオレンジ色の扉があってカイが消えていくところだった。
マリも遅れないようにカイを追う。

扉の向こう側は河岸だった。
「おなかすいたね」
カイが言うとマリは子どもみたいな気持ちでこくん、とうなずいた。

テトラポットに寄りかかって二人並んで座る。
ティッシュを取り出すとそれは薄い薄い綿菓子でできていたので、
二人でくすくす笑い合いながら、ティッシュの綿菓子を食べた。

食べ終わるとカイはテトラポットの下の隙間に手をつっこんだ。
引き抜いた手には小さな小さな鍵が握られていた。

「行こ。バイト代もらいに行こ」

また、カイが言う。
二人はなかよく手をつないで河原の土手を登った。
土手の向こう側には科学博物館があった。
「カイ、博物館が見たいの?」マリが聞くと
「うん」とカイが答えた。
でも、もう夕方だ。
早くしないと博物館が閉まってしまうのではないかとマリは心配だ。

まだ、入口は開いていた。
受付で鍵を見せると二人はすばやく博物館の中に滑り込む。
ほこりっぽい博物館の中はカイみたいな男の子の大好きなものでいっぱいだ。
マンモスの模型、ティラノザウルスの骨、フーコーの振り子、月の石。
ひとつ、ひとつを見ては熱に浮かされたように
展示物の解説をしてくれるカイだった。
得意げなカイの演説を聞きながら、
彼を科学博物館に連れてきたかったのは
本当は自分のほうなのだと気付いてしまい、
マリはとても悲しくなった。


「見つけた!」


ふいにカイが叫んだ。

「これ、流れ星だよ」
カイがガラス越しに指さしたのはなんだか、冴えない穴だらけの石だった。
でも、迷わずカイは展示ガラスの隅にある鍵穴に鍵を差し入れて回す。
静かにガラスを開けると、そっとその石を持ち上げ、
それからマリの目の前に差し出した。
マリは受け取った。それは意外なほど軽く、そしてほんのり温かかった。

「バイト代」
そう言ってカイが笑った。
また願い事をしてもよいのだろうか?
もし、そうなら…マリが思ったそのとき、
キーンコーンカーンコーン、と鐘が鳴った。

「たいへん、博物館が閉まっちゃう!」
マリはとりあえず石をバッグにしまう。
それからまた手をつないで二人は駆け出した。
「出口どっちだっけ?」
「振り子のほうだよ、早く、早く」
二人が駆け下りたばかりの階段にガラガラとシャッターが下りていく。
マンモスの展示室を駆け抜けると
そことホールの境目にもシャッターが下りていく。
「閉じこめられちゃう!」
マリが叫ぶとカイは
「だいじょうぶ、走って」とマリの手を強く引いた。
ついに外に転がり出ると二人の後ろで大きな大きな二枚の扉が重々しく閉じた。

はあはあ、と息を切らしながら再び、
河原に出た。
もう日は暮れて見上げた空から
たくさんの星がこぼれ落ち、河の水面へと消えていく。





そうか、もうすぐおわかれなんだ。





カイが泣いている気がする。



やっぱりカイは泣いていた。
マリはカイを抱きしめた。
二人は小さな恋人同士のようにしっかりと抱き合った。

カイに泣かれてしまった。
そうか、あの星の名前は泣かれ星か。


「ママ…」

カイがマリを呼ぶと、マリはふいに本来の姿に戻った。
カイを包み込むようにしっかりと抱きしめ直すと、
二人の間を星が流れ、そしてそれは河になるのだ。


* * *


カイの姿が視界から消え、
そしてマリは自宅の玄関の前に立っていた。
玄関を入ると急いでバッグを開ける。
カイの隕石が見つからない。
替わりに金平糖の詰まった袋がひとつ入ってるきりだった。
そしてポケットティッシュ。
裏返すとそこにはありふれたキャッシュローンのチラシが挟まっていた。


「おかえり」とタイチが言った。
「ただいま」
「今日、海に会ったの」

マリはタイチに告げた。
タイチは何も言わずにマリを抱きしめた。




二人は玄関で抱き合ったまましばらく泣いていた。





それから二人で



流れ星の金平糖を食べたのだった。






……………………………………………
【トラバでボケましょう2006 第6回お題】 

『 目の前に流れ星が差し出されました。
  さて。 』
……………………………………………



【トラバでボケましょうテンプレ】
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# by midnight_egg | 2006-06-06 05:01 | トラバでボケましょう
コートの中ではのろまな亀をねらえ!
Life is Statisticで開催中、
第5回トラバでぼけましょうお題..にTB。




 トラバでぼけましょう2006・第5回お題

どうして涙が出るの?






コーチ、あたし、がんばります!
コーチさえ見ていてくだされば、あたし、あたし・・・。
この四角いフィールドの中で。
力一杯がんばれるんです!

ねえ、コーチ、どうか。
どうか見ていてくださいね、コーチ。

最初の頃はコーチのその鋭い眼光に見つめられると
それだけですくみあがってしまっていたあたしです。
・・・あの頃は本当に何もわかっていなかった。

でも、今はコーチ。
コーチが見ていてくだされば・・・あたし・・・あたし・・・。


さあ、しっかりとグリップを握りしめて。
(ああ、まるで掌に吸い付いてくるようです。)
ほら、コーチ。あたし苦手だったバックだって克服したんですよ。


ねえ、コーチ。あたしを、あたしだけを見ていてくださいますよね?

コーチ、
コーチにとってあたしは特別ですか?
言ってください、
どうかあたしのこと「おまえは特別だ」って。

お願いです、コーチ。
言ってください!

それだけであたし・・・自分の持てる以上の力を発揮できるような気がするんです。
だからコーチ。

お願いです。
言ってください!





















言って・・・。


コーチが今まで出会ってきた誰よりも、


誰よりもあたしが
ずっとずっと






締まりもよくて
気持ちイイって。

どうか、コーチ。


お願い、イッてください!

誰よりもイイって、言って、
そう言ってココ・・・に出してください・・・
あ・・・ん・・・お・・願い・・・。



「どうして? 並だが。(!) 出るの!?」




う・・・こ、コーチったら。ひどい・・・。
な、並だなんて・・・。

あ・・・で、でも・・・あたしも・・・もう・・・。

・・・あ・・・



あ、あ、

あー!












・・・どうして、



涙が出るの?



コーチの・・・バカ。



■□■□■□■【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■
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みなさんもご同様だと思うのですが「アクセス解析」の「検索ワード」ってのはしかしナニですね。「エロいポケモン」とか「どろどろ ぬるぬる 胸」とか「ねっとりお絵かき」とか「エロ大会」とかそんな検索ワードで、期待に股間 胸膨らませてやってきた青少年たちに「期待はずれでごめん」と、なぜかそんな気持ちです。今回はそんな検索ワードにひっかかってしまいそうな言葉を避けまくってみました。
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# by midnight_egg | 2006-05-12 06:31 | トラバでボケましょう
第4回トラバでボケましょう選手権・優勝発表
TBボケ2006第4回お題発表!

講評【33の発明・1/3】(エントリーNo.1〜11)
講評【33の発明・2/3】(エントリーNo.12〜22)
講評【33の発明・3/3】(エントリーNo.23〜32+番外1)


うはあ、講評だけででろんでろんに長くなりましたね。
間に余計なモノがはさまっているせいだという話もありますが。

ただの負けず嫌いで33TBという過去最高のTB制限にした一方で
TB数が伸びず、過去最低のTB数になるのではないかとびくびくしていた小心者は私です。
一時は8作品の中からチャンプを選ぶ覚悟を固めたものの
おかげさまで最終的には32作品ものご参加をいただきました。
ご参加くださったみなさま本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m。

開催前に「私が書けないような作品は強い」「最終的には私が好きなものを選ぶ」みたいなことを書いたのですが、蓋を開けてみればひとつとして「私に書けそうな作品」などなく、しかも「どの作品もそれぞれ好き」という状態。結局の所、より一層好きなのは? という僅差の争いになったかもしれません。




ぱふぱふ、どんどん。

お待たせいたしました。
いよいよ発表のお時間です。
それではちゃっちゃと発表しましょう。

優勝候補は以下の4作品。
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# by midnight_egg | 2006-05-01 23:25 | トラバでボケましょう
第4回トラバでボケましょう選手権講評【33の発明・3/3】(エントリーNo.23〜32+番外1)
講評【33の発明・2/3】(エントリーNo.12〜22)


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【はみ出した発明・5】


「やった! 遂に完成した。
 この発明は人類の歴史を変える!」

「よかったですね」

「チャイムマシン」

「どういうものなんですか?」

「チャイムが鳴る」

「普通ですよね」

「おまけにコーヒーが落とせる」

「何のために?」

「その間にほら、ここを開けてみてくれ」

「目玉焼きですね」

「そしてこちらを開けると」

「トーストですね、ってこれ朝食機能付きコーヒーメーカーじゃないですか」

「ちがう、チャイムマシン」

「類似品じゃないですか。
 通販の番組で見たことありますよ、似たようなの」

「ちがう。私のはチャイムマシン」

「何がちがうんです?」

「チャイムが鳴る」

「そこかっ!」



 23・「カミデロン伝説」
Everything in Life is Only for Now(4)★
 これまたすごい。練りに練ってきましたね。今大会参加作品の中でもっとも練られていると思いました。この発明品が流通したときの世間の反応をアメリカの場合/日本の場合と平行して語っていくのですが、その違いがいかにもありそうな感じでおかしい。リアリティがあります。随所に散りばめられたボケも素敵です(>両国首脳の髪がだんだんふさふさ、とか)。一旦オチたあと、まだまだ展開し続けるストーリー。これにどう落とし前をつけるつもりなのかと心配になりかけたところで、カミデロンの語源であろうデカメロンがあまりにもばかばかしく登場、大オチへ。驚愕の完成度です。冒頭部、最初は審査員に対するサービスでエロ描写が入ってるんだと思ったんですよね。これがきっちりと伏線だった、というのにもしてやられました。


 24・第4回TBでボケましょう2006
放浪猫の遊び場(2)★
 前回、前々回の参加作品でお題発表ポストの前文をいじる、という独自のスタイルを確立させてしまったのがこの作者。こうなるとやはり出題する側もどのへんをいじってくるかなー、と思いながら前文を書いてしまうわけです(<まちがった方向性)。いわばお題がふたつあるような状態からの出発。最初はその影のお題を使わないのかな? と思っていたらストーリーの核に密接にからめてきてくれました。お見事ですし、それに出題者としてはやはりすごく嬉しいです。ラストの一行は本当に素晴らしい。至言というか名言というか。お題を知らない人が読んでも楽しめる完成度の高いショートショートに仕上がっていると思います。


 今大会全参加作品中、もっともおバカな理由で発明されたもっともおバカな発明品、それが「かわる君」。(ネーミングも見習いたいですね。)いったんオチがついたかに見えてこれでもかこれでもか、とエスカレートしていく過程がこれぞボケの王道というお手本のような作品です。どんどん話が大きくなっていき、最終的にはえらいところまで行き着いてしまってます。風呂敷は広げられる限りどこまでも広げ切ること。ボケってなんだっけ? と迷いが生じた人はこの作品を読むとよいと思います。


 26・素晴らしい授業
Life is Statistic(3)★
 いやあ、素晴らしい授業でした。以上。あ、ダメ? これ盛り込まれているネタの数いくつあるでしょう? すごいですね(惜しげもなく)。これだけ盛り込めばひとつやふたつ滑っても大丈夫。どんな読者も必ずやどこかで笑えます。一度笑えばあとはどっかんどっかん来てしまう、いわば笑いの誘発剤、笑いの地雷原。冒頭のつかみネタはそれなりに笑えるけれどかなりベタですよね。でも一発ネタに見せかけて後半につなげてあったりと、こういう感じのネタの積み重ねがいくつもあり、それが大ラスのオチへも繋がっていきます。スラップ・スティックなのに流れは綺麗。ラストはアイデアも見せ方もうまい。発明がコレなのは賛否両論あるかもしれませんが、地道にストレッチを積んできた作者だけに愛と憎悪がにじみ出ていて(大げさ)ある意味感動すら覚えました。


 27・The DAIHATSUMEI
エレガントかつ怠惰に生きる(2)★
 まず冒頭の役割分担の転倒にしてやられました。博士と助手を出しておきながら発明をしたのは助手の方て。テンポ良く繰り出されるシュールなボケに鋭すぎるツッコミ。どうしよう〜、これものすごく好きです。タービンとか本当に好きですよ? しかも放置してあるし(笑。ひとつひとつのセリフが本当に笑えます。ただの罵倒だと思わせておいて、それがさりげないオチの伏線だったり。勢いもテンポもありながら実はすごくテクニカル。「もう二度と来なくていいぞ」で終わってても十分作品として通用するのに、そのあとにも?・・・まだ読んでない人は早く読んだほうがいいです。


 28・明朗な分度器
「しあわせな日々」より(2)
 冒頭をチラ見したとき、オマージュ作品か、困ったなーと思いました。一瞬ですけど(オマージュ的なものは評価が難しいので)。でも大丈夫、読んでみたら「分度器」という言葉にインスピレーションを得たというだけで完全にオリジナリティが溢れる作品でした。ネタとしてはダジャレの連続なのですが、韻を踏んだ詩のようでとても綺麗。普段から言葉に対する感性が鋭敏な作者ならではです。そういえばタイトルも詩のようで素敵ですね。全体に軽いタッチの笑いでありながら、よくよく考えると発明品の機能がブラックです。ピリッとした印象に仕上がっています。



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【はみ出した発明・6】


「やった! 遂に完成した。
 この発明は人類の歴史を変える!」

「今度はなんですか」

「自分のコピーを作るマシン」

「おお! 実はそういう発明を待ってたんですよ。王道、王道」

「この、内側が鏡張りになった箱に入り、この、レバーを引くわけだよ」

「人体消失イリュージョンの小道具に似てますよね」

「そうして反対側の扉を開けるとインスタントにもう一人の自分が」

「素晴らしい」

「名付けてドッペルゲンガー製造機」

「忙しい現代人の必需品!」

「ただし」

「ただし?」

「もう一人の自分に会うとどちらかが死ぬ」

「・・・臨床実験は?」

「まだ」

ガッシャーン

「あ、何をするんだね!?」

「いや、何をするんだね、じゃないから」




今日もまた、 彼の発明は人類の歴史を変えない。



 29・終焉
オアフ党(2<1>)
 さすがです。ここまで過不足ないというのは本当にすごい。しかも考えれば考えるほどじわじわと怖い。今回応募作品中ではもっともブラックな作品です。


 いいですね。やはりこういう作品が生まれてくるところが、この企画全体における醍醐味のひとつだと思います。基本的に私がすごく好きなテイストの世界です。ゴシック・ホラーというか。キングの「ペット・セメタリー」を思い出しました。タイトルにもなっている「赤い口紅」の視覚効果がうまい。作者自身この物語のラストが「不時着してしまった」と語っておられましたが、物語は自ら着地したいところに着地してしまうもの。地点は違っても着地そのものは美しかったです。ボケとかもうそんなことどうでもいいじゃないか。なあ、みんな?(盗。


 31・ただいま 神様 公募中(の予告)
北の夢想科学小説(3)
 これまた心惹かれるタイトルです。「ネオ・無しズム」「正確なカーボンコピー」など独特のボケ・ワードや構成そのものがボケている「(中略)」など、ひとつひとつのアイデアにはかなり笑いました。しかし全体を通してはちょっと難解で、意味がわかるまで何度となく読み返しました。過去の歴史の変え方ではもっともダイナミズムにあふれています。変えられた歴史の前提として23世紀の歴史という創作部分が含まれているのですが、この部分、読者とのコンセンサスが十分に取れていない感があります。大オチはこれだけ壮大なタイムパラドックスの結果としてのオチがそこに来るかい、という落差の激しさが見所ですが、ややお題からはずれてしまっているのが残念です。


 32・第4回トラバでボケましょう
スナバあそび(2)
 この絵はいいですねー、とても好きです。ぱっと目に入った瞬間にもうすごくいいと思いました。未来の車はアイデアもさることながら、このデザインが本当に魅力的。「大人の子供心」をくすぐる感じです。ひとつひとつのボケのクォリティも高いし、何よりも肝心なボケ部分が全部きちんとイラストになっていて一枚一枚が一コマまんがとして楽しめます。参加の形態としても画期的なわけですが、これは絵が描ければマネできるというものでもないですね。確かな画力+しっかりとしたボケのアイデアの両輪がそろってこそのクォリティです。惜しむらくは大オチが弱いですね。弱いというかそれまでに繰り出してきたボケの総括に なっちゃってます。大オチもイラストで落としてあったら、絶対★印つけていました。


<審査対象外>
 リンク先でも笑ってしまい、二度オイシイです。本気で妖怪と回文を拾ってきた執念にも参りました。そしてなんだかんだ言ってシモネタ部分が一番気に入りました(^^。


★印は一次選考通過作品です。さて・・・。


第4回トラバでボケましょう選手権・優勝発表
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# by midnight_egg | 2006-05-01 22:27 | トラバでボケましょう